DIYがお好きな方であればビスを木材にねじ込む際に下穴が狭いとか浅い、もしくは下穴を空けなかった事が理由でネジが折れた、ネジ山が潰れた、あまりに硬くて一度抜いた、強引にねじ込んで手のひらが痛くなった経験があるのではないかと思います。私もあります。ギターでも同じような事があるんです。修理屋の立場ではあってはならないので注意してやっていますのでご安心を。で、どんな注意をしとるんじゃ?と申しますと適度に蜜蝋を使用しています。フェンダーUSAのブリッジやエンドピンのビスを抜いた事ある方であればビスや下穴の周りに白いロウみたいなのがポロっと落ちた事あると思います。SCREW WAX か何かを使用しているのだと思います。ビスと木材の摩擦が少なくなりスムーズにビス止め出来るんです。ひょっとしたら抜け防止の効果もあるのかな?サーフィンのワックスは滑り止めですしね。あまり売っていないのでロウソクを使ってもいいんですが友人が都合よく養蜂をやっていたので蜜蝋を分けてもらっています。ミツバチの匂いがします。
商品として販売されているものは蜜蝋にカルナバなど合わせて程良い硬さになっているのだと思います。蜜蝋だけだと結構硬いです。ギターの素材はほぼ木材ですから時間が経つと大体は痩せてきます。ビス穴が緩くなるので出来る限り下穴は木材が割れない程度でタイトにビス止めしたいところです。今回はテレキャスターのブリッジビスで使います。ペグビスやエスカッションビスなど折れているのを見かけるビスに使ってもいいかもしれませんね。蜜蝋といえば当店ではローズ指板の保湿にはHOWARD Feed-N-Waxを使用しています。元々家具製品とかに利用されているものと思いますが、これも蜜蝋とオレンジオイルをミックスした製品です。蜜蝋も木材も天然のもので相性がいいのかな?どうやろうか?つけすぎ注意!!
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