ヤマハの名作APXは所有されている方が多いのではないかと思います。80年代後半から90年代の中頃は多くのモデルが発売されどれにしようか悩んだ方もおられるでしょう。APXやCPXにはヤマハの技術とノウハウが注ぎ込まれており、今見ても完成度の高いエレアコだと感心します。そして何よりサイズをはじめ弾きやすい。が、あれから30年(きみまろ風に読んでください)アンプからは音がでない。ノイズしかでない。塗装は白濁してくる。ペグやフレットはサビサビ。など愛着はあるがほったらかしておいたおかげでまともな状態ではない、なんて方もおられるでしょう。とりわけ次の様な状態になっているものが多いです。プリアンプの不良で音が出ないかノイズが出る、フレットは減っているがネックは丈夫でトラスロッドも効く、塗装の一部か全体的に白濁が見られる。今回はこれらを完璧に直そうといった内容ではございません。再び愛着が持てる様になればいいな~的なメンテですのでゆる~い気持ちでご覧ください。ではバラシてみます。
プリアンプ、ピックアップを外してチェックしました。ピックアップは生きてました。(これまでの経験で死んでた事はない)プリアンプは死んでました。プリアンプに関しては専門外ですので修理が出来ませんのであしからず。
ピエゾとコンタクトマイクのミックスにプリアンプとコストパフォーマンスモデルでも作り込まれており妥協のない感じですね。さて、これをどうするか?ですがプリアンプを外してピエゾピックアップをジャックへダイレクトに結線して簡易的なエレアコに復活させます。当然、ボリュームやトーンがなくなるのでアンプ側かアウトボードのプリアンプにて調整する事になりますがやってみます。
コネクターを外してハンダ付けします。搭載されてるピエゾは結構イケるんですよ。(ヤマハの技術やね)ついでに簡易ですが弦アースとして銅箔を貼ってノイズ対策を。
コントロール部の穴隠しはスクリベットとペグ用のワッシャーを使います。他にも蓋をする方法はありましたがこれが軽くていいかなと。便利なものありますね
ではビフォーアフターをどうぞ。
弦を交換してネック調整、弦高調整したら完了です。プリアンプがなくなったので軽くなりました。こんな復活はいかがですか?
ちなみに塗装の白濁は残念ですが諦めてください。費用を掛けて全塗装しかないですもんね。
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