アコギのオーバーホールってどんな事するのかは個体によって違います。今回はヤマハFG-180をメンテします。現状、弦高が少し高いのでネック調整とサドル調整で限界までいい数値を目指します。それでも難しい場合はブリッジを削る事を視野に入れましょう。サドルと合わせてナットも交換しますので外します。まずはボディ内に溜まったゴミ、ホコリの除去から。
覗かないと分かりにくいんですが結構溜まるんですよ。除去します。
綺麗になりましたね。ブレーシングに浮や剥がれもなく丈夫な個体です。続けて指板、フレットのクリーニングをやりましょう。指板はたまに掃除しないと汚れや垢が溜まってしまいますので是非やってくださいね。
レモンオイルやオレンジオイルで除去出来ます。しつこい場合は何回か繰り返してやれば落ちます。木目に詰まったゴミは歯ブラシを使います。
綺麗になりました。続いてはペグを分解して磨いてグリスアップします。
画像はありませんが根気のいる磨き作業を想像ください。ペグがスムーズに動いた方がいいですからね。
ビスもネジ山がなくなったり錆びているものが多かったので交換しました。続いてブリッジ部分の調整。ピンホールのサイズがバラバラでしたので補修して面取りも。プラスでピンホールスロットも弦のテンションが掛かりやすくなる様に調整しました。
これからはナットとサドルを取り付けて調整してゆきます。今回は共に牛骨です。ビフォーアフターでご確認ください。同時に各部クリーニングも行っています。
いい感じに仕上がりました。弦高を下げる場合はサドルとブリッジの調整が肝心ですかね。
アコースティックギターをお持ちで弦高が高くて弾き辛いと感じる場合は一度ご相談ください。可能な範囲で調整致します。
コメントをお書きください