HEART

いまだによく聴くアルバムです。なんと通算8枚目、9枚目のアルバムで70年代から活動しているハートにとっては起死回生のアルバムです。男女の別れ、マネジメント/レコード会社の移籍などを経てレコーディングされた「HEART」は全米1位を記録して一気にスターダムへと駆け上ったんですよ。40分足らずのアルバムですがすべての曲が素晴らしくロン・ネヴィソンのプロデュースも冴えてます。この時代のロン・ネヴィソンプロデュースのアルバムはハズレがないんじゃないですかね。ハードロック系のプロデュースが得意だったのかHEARTも見事にハードに仕上がっており、そのサウンドをバックにアンのヴォーカルが何ともドラマティックなんですな。そのままの流れで「BAD ANIMALS」でもヒットを連打。ちなみに7作目までのまとめは「GREATEST HITS/LIVE」で確認出来ますし90年発表の「BRIGADE」も個人的にはプッシュしたいですね。90年発表なのに中身は完全に80年代です。80年代好きな方も「なんだ～90年か」と思わず手に取ってください。あとHEART名義ではないですが個人的に推したいのはフットルースでの「ALMOST PARADISE」ですね。まぁしかし時代背景のせいでヘアーメタル化したルックス。嫌いじゃないです。そして使われてる多数の変形ギター/ベース、KRAMERやらHAMERやらDEANやら・・・ええんちゃうの！？